HipHop Movie 考察

最近ちょっとヒップホップ系のムービーを立て続けに観て、そういやどういう流れで観るとより面白いのかな?と考えてみました。
内容はともかく、今まで観た映画を順序よく並べたらと思って、並べてみました。個人的でマニアではないので足りないしおかしいと言う人も居るかと思いますが、これは個人的に書いてみているのでご了承下さい。

やっぱり最初はWILDSTYLEかなと思ったのですが、、、
一番最初はワンダラーズからですかね。全然HipHopじゃないじゃんと思われますが、アメリカの若者のカルチャーを60年代から観て行くといいかと、まだ観ていない人はまず観てはいかがでしょうか。


まだまだ60〜70sの映画はありますが、アメリカングラフティー、ウエストサイド物語や、バニシングポイント、ウッドストックムービー、ワッツスタックスなど重要な映画は沢山ありますが、本題と離れて行く感じなのでそこらははしょって(面白いのが思いだせればまた追記します)。

次は70s中期のNYを題材にしたウォーリアーズはどうでしょう。この映画でラジオDJがキーパーソンになっています。当時ラジオがどれだけ力があったか窺い知れますね。


そしてこのウォーリアーズの元となるドキュメンタリーも最近作られました。(Netflixで配信中です。初期一ヶ月無料の時みましょう!w)
ストリートギャングの収入源のドラックディールのテリトリーを拡張しようするグループから、友好的に勢力を伸ばそうとするグループなど様々な様子が出て来ますが、音楽を手法にと言うグループがありそれが公園などでブロックパーティーを催すところからHipHopに繋がる大きな流れが生まれたと思われます。
 このムービーにはNYブロンクスで当時力があったアフリカバンバータが出て来ます。

さて次は80s初期のワイルドスタイルですかね。大きなうねりとなったHipHopやグラフティーの初期がかいま見れます。そして本人達がそのまま演者でもあるのが魅力です。


 去年リバイバル上映されたので観た人も多いのでは。 これは絶対観た方が良いですね。作られたのが82年になっていますが、つい最近まで日本でビデオDVD発売されてないので、観てない人多かったとおもいます。実は当時海賊版で字幕入りが出回りました。それでそれをダビングした海賊版の海賊版は今も持ってます。でもまるで裏ビデオのようなこ擦れ具合でしたね。w  この映画の存在は日本でも83〜4年位には知られていて当時どんなに観たかったかしれませんでした。なにしろグランドマスターフラッシュが映像で動いてスクラッチするなんてよだれモンの映像満載でしたからね。こすれた非道い画像でも自分のお宝でもありました。
この映画は映画でもありドキュメンタリーでもありますね。大事な映画です是非観てみてください。
これと同時期にStyle Warsというのもありますね。

これはグラフティーを中心に捉えた映画ですので、そちらも大好きと言う人は是非。

さて次は、、、ビートストリートですかね〜。多分、、、


 これはワイルドスタイルからちょっとしか経ってない感じの同時代ですが、ちゃんとした映画会社が作った感じです。これも多くの本物が出ています。ロックッスタディクルーやメリーメル&フィリアスファイブなどそうそうたるメンバーで、ストーリーは正直ワイルドスタイルとちょっとかぶる感じですが、これも必見です。ブレイクダンスシーンはこっちの方が面白いです。
そして同時期にもっと大きな映画会社によって作られた邦題ブレイクダンス、同時代のフラッシュダンスからもろ影響受けている感じの題ですね。w 英題はブレイキンですがそちでもよかったのでは?って思えますね。


もう内容はダサイの一言!でもダンサーのターボのクラフトワークをバックに踊るダンスや有名なダンサーが出て来るダンス好きには必見ですね。ラッパー中心ではないので、
 ラップだけ好きな人は飛ばしてもいいかもです。 w 

で、、ラップ好きにはこちら、翌年(日本では同時期)に来たクラッシュグルーブはどうでしょう。



Run DMC Fat boys カーティスブロウ シーラEなどが主演でみんな演技もうまく、ちゃんと映画になっています。これはラッパーがメジャーに上がって行く内容を描いた物ですが、80年代っぽくかなり中途半端ですが、この時代はこれで十分最高でした。必見というより流れで押さえておきましょう。

ここからちょっとの間ラップ映画は消えてしまったように思えます。ラップも細分化されて今までパーティーミュージックとしてディスコでクラブでパーティーでかかっていたのが、それぞれに進化して行った感じでしょうね。ディスコやヒットチャートではニュージャックスイングが猛威をふるってましたね。公園でのイリーガルなパーティーもできなくなってきたのかもですね〜。 
 それにこの時期から黒人の地位向上もかなり進み、貧乏な世界観を売りにするのがおかしくなってきたのかもしれませんね。
この辺りから生活感が急によくなってきますね。場所もブロンクスなどの地域から、ちょっとおしゃれな市街地に移ってきて、全うな高校生がラップで高校生活をエンジョイするって感じのKid`n Playのハウスパーティーなんてどうでしょう。これはシリーズ3作品作られた人気作品になりましたね。

 

そしてロスなどでカラー達、ブラウン、ブラック、イエロー人種などの抗争が激化していく中での人種抗争に目を向けたて作られたのが、カラーズとうショーンペン主役の映画です。


これは日本でも大ヒットしたので観た人も多いでしょう。ここらでHipHopの新しい流れが使われてていますね。挿入歌はほとんどHipHopですがLA寄りですね。
これはラッパーの話しではなくギャングの話しですが、時代を知る上で重要な映画ですね。必見です。
さて80年代終わり近づき、大事な映画が作られますね。スパイクリー監督のDo the right thing。


パブリックエネミーのFight the Powerが随所で炸裂する人種問題を逆に黒人から突きつけて来る問題作です。人種は地位が向上すると逆人種差別が起るって教えてくれてますね。どの人種も平等でないといけないんですね。そういう風に自分はこの映画を捉えました。

ここらから先90年代初頭〜はちょっと音楽をじぶんが気にしていなかった時期に入るので詳しい事はわかりません。ラッパーが出ているのは沢山あるので、ただメジャーで日本に流れて来る映画で知っているのだけご紹介します。


白人ラッパーのヴァニラアイス主演の映画クールアズアイス、実はバイク好きなおれは大好きな映画です。

そしてここで観るべき映画は去年の年末に封切りの、Strait outta comptonですね。


 90年代初頭のロスアンジェルスのHIPHOPの流れがみてとれます。
そして





アイスキューブのボーイズンザフッド、ICE Tのnew jack city、2pacのjuiceですかね。

ときて、










と一気にデスロウ問題を観てはいかがでしょう。

これの次は色々ありそうですけど、最近観た、ビーツ、ライムズ&ライフ


nasのtime is illmatic




と観て(この2本は今Netflixで観られるのでこれも無料期間で是非!)

最後に総集として、ART OF RAP


 この流れで観るのはいかがでしょうか、、

途中から内容やその他付随する記述を省略しましたが、実はラップの事(アメリカネイティブじゃなく、中学英語程度の語学力なので80%言っている事はわかりませんから)よく知らないのに私が書いてもしょうがないしマニアじゃないので上手く書けないというので書くのを止めました。ただこの流れで1990年代までラップの動向がかいま見れる気がしまるので、是非お試し下さい。